朝からとても暑い信州新町です。

起きて窓開けるとむわっとした空気が入ってきます。
さすが盆地。雨も降らないし風も吹かないからず〜っつと熱い空気がたまってしまっている感じです。
事務所のまわりをアスファルト駐車場や歩道や道路で四方囲まれているので、ギラギラ太陽で熱されその熱い空気が事務所入口や売店入り口から入ってくるので、少しでも避けようと売店入口は葦簀をたてて、事務所入り口は日よけオーニングを下げています。
完全に、日本の気候は四季ではなく二季になっちゃいましたね(汗)
春と秋が短くなり、夏と冬の期間が長い。


今日8月25日は、義父の12回目の命日。先月、夫婦二人だけで13回忌の法事は済ませいました。
もう12年になるんだなぁ。
あの日も暑かった〜


春先、放送されたNHKさんの『小さな旅』、長野県内だけ今夜再放送されました。
番組内で写真で登場した満面の笑みの浴衣着た義父。

奇跡的な偶然なのか、命日に再放送され画面越しに会えた義父に涙が止まりませんでした(大泣)
最高の供養になったなぁと思いました(笑)


義父が遺してくれたこの酒蔵で、あと数か月もすれば酒造りが始まります。


その頃には涼しくなるかなぁ。



今日は、母の命日です。


午後、社員Y君に事務所の留守をお願いして、お墓参りと実家のお仏壇にお参りしてきました。
アッという間に過ぎた1年だったなぁ

お酒造りを復活した頃から、実家の両親からは経済的にも精神的にも時には労働力としても、不甲斐ない娘のために父と母は支え続けてくれました。
特に母は、瓶詰め作業や、麹室での作業、さらには社員たちのお昼や夕飯をつくりに通ってきてくれて...
会社としても経営者としても娘としても本当に本当に感謝しきれないくらいです。

病が発覚したあの日も、社員たちのお昼のカレーを作りに来てくれていて。
「先に食べてて病院行ってくるから」と会社近くの病院へ行ってなかなか帰ってこなくて、ようやく帰ってきたと思ったら、
涙をいっぱうかべカレーを食べながら病を告げられました。
その後も、社員達にお昼を作りにバスで着てくれて一緒に食べて、「送っていくよ」と言うと「あなたは仕事があるから、お母さんはバスで帰るから大丈夫!」と、何度も何度も来てくれました。

社員達もときどき「お母さん、あらわれそうだね」なんて今でも言ってくれます。

実家へ行っていたら、一軒挟んだ家に住む幼稚園の頃からの私の親友がお参りに来てくれました。
しばらく、母の思い出話やお互いの近況報告をしたり。
もう四半世紀以上の付き合いになります。
一人で母親の介護をしながら仕事もしている友人ですが、介護は本当に大変だけれどそれでも親が生きていてくれることで仕事も頑張れるものだし生きなきゃって思えると伝えました。
ママが好きなものを作れば「美味しい」と言ってくれるし、それってすごく嬉しいよねと。
「仕事で実家に行かれないかもって言っていたからお花自宅へ送ったよ」と、帰り際に伝えられ、自宅に帰ると、母が大好きだった母好みのお花が届いていました。
ありがたいですね、親友って。


私は、だれかのためにと思えたからこそ頑張れたりできるんじゃないのかなぁと最近つくづく思います。
それが親ならなおさら頑張れたのかもしれません。

明後日は父の命日。
お墓と実家へまたお参り行ってきます。








実母の死から2ヶ月が経ちました。

毎朝目を覚まし、この世界に実母も実父も義父も義母も師匠のB先生もM先生もいないと実感する度に、言い様のない寂しさに胸が押し潰され、自分がいるこの世に絶望しています。

自宅や酒蔵にも4人の親と先生方の面影は散りばめられていて、お仏壇の前で手を合わせ心を落ち着かせなければ、居ても立っても居られない衝動に駆られます。
そしてその度にいつも、会いたくて会いたくて仕方なくなります。

実母の死から、自分は抜け殻のように生きている気がします。
お酒を飲みたくなることは少し増えたけど、ご飯はちゃんと食べるし、テレビも見るし、人とも普通に談笑します。
でも、それは目の前の出来事を楽しんでいるということではなく、とめどなく頭に流れてくる面影や会話をごまかすため、そう振る舞っているだけなんだと思います。

 

仕事や掃除とか何かに没頭することで1日が早く早く終わるので、無意識にそうしているような感じです。

 

お酒を醸すことを教わり、それを生業とし商売として成り立たせるまで、実両親、義両親、先生方は仕事の話や悩み、失敗談を飽きもせず我が事のように聞いてくれた存在でした。

 

安心してもらいたくて喜んでもらいたくて頑張ることがいつの間にか私の楽しみになっていました。

 

一人減りまた一人減り、そして全員居なくなってしまいました。

 

何のために働いて

何のために生きているのか

それがさっぱりわからなくなっていて…

 

いたるところに残されたそれぞれの方達が生きていた痕跡を見つけるたび、居なくなってしまった都度その世界を生きる意味について考えるようになっていました。

 

あちらこちらに地雷のような思い出が埋まっていて…

 

日常生活をしていた場所もそれはお酒を醸す酒蔵でも例外ではなく

 

地雷は容赦なく私を襲ってきました

 

お酒を醸すことを教わり、酒造業を生業とし商売として立て直してきた間、この方達に守られ支えられて生きていました。

 

辛いことや苦しいことも多々ありましたがそれも含めてあれ以上に幸せな時間がこの先また訪れることってあるのかなぁ。

 

一緒に過ごした家や酒蔵にいたり、一緒に見ていた風景を見ると、「もうここにいたくない」そう思い始めている自分に気がつきました。

 

ここから逃げたい気持ちでいっぱいです。

 

この寂しさ虚しさは一生続くのだろうと覚悟はしているつもりですが、覚悟が足りないようです。

 

 

 

 


早いもので、今週15日(金)は義母の満中陰を迎えます。

数日早かったのですが、10日の日曜日に法要と納骨を無事終えました。
宗派によって若干違いはありますが、生き物の死の瞬間から次の世に生を受けるまでの期間 (中陰) は 49日であるといわれております。この49日の間に、極楽浄土に行けるかどうかの「お裁き」が行われるといわれています。
この「お裁き」は一度ではなく、7日ごとに7回あります。

そのため遺族は7日ごとのお裁きの日に法要を営み、故人が極楽浄土に行けるように祈ります。

祈ることで故人の善行を足していくという意味で、「追善法要」ともいわれています。

四十九日は7回目のお裁きの日で、極楽浄土に旅立てるかどうかの最終決断が下されるため、追善法要の中でもっとも重要な日とされています。

できるだけ毎日毎日新しいお膳を供え、祈りましたが、果たして義母は無事に修行を終え、審判が下され、無事義父が待つ極楽浄土へ旅立つことができたたでしょうか?
当日は、雨予報でしたが、義父が何とかお天気を持たせてくれたようで、納骨も無事終えることができました。
納骨準備をしていてわかったのですが、義父も含めご先祖の遺骨が何十年の歳月で湿気の多いカロート内で結露した水が骨壺にたまってしまっていたのです。カロートも、骨壺がいっぱいになってしまい、私たちが入る場所もなく、そのまま水が貯まってしまった骨壺を納めたままにもできませんし、ちょうど今月から、大きな投資が必要となるコンビニエンスの改築工事もあるので、今まで以上にご先祖さまにお見守りいただかなければなりませんので、粉骨していただき小さな骨壺に納めて再納骨する供養を行うことにしました。
まだまだ、仕事に復帰するまでは時間がかかりそうですが、ご先祖さまを大切にすることは後回しにできませんから、しっかり供養していこうと思います。


今日はゆっくり始動です!

 
母屋普請の職人さんも日曜日なのでお休み。なのでちょっとだけ朝寝坊できました(笑)


で、仕込蔵のお湯を沸かしている間に朝食を食べ、それから酒母の櫂入れ&検温&暖気入れ操作を。
社員Y君と二人で明日蒸かすお米を70kg洗ったり、明日の蒸かしの準備をしたり、まったりしながらの日曜日の仕事でした!


気になっていた『普請負け』のための祈祷を菩提寺の住職にお願いしたところ、お昼過ぎに来て下さることに。


 


改築や新築工事ではないにしろ、先祖代々受け継がれてきた母屋の屋根や壁等の改修工事ですので、しっかり方位除けも含めて工事の安全祈願そして災いがおきないように祈祷して頂きました。


気のせいか、頭痛がしなくなったような・・・気がします(汗)


酒造り同様、ご先祖様から受け継いだものを大事にしていこうと改めて思いました。


28BYの酒造りが始まると同時に母屋の普請も始まりました。
築50年になる母屋ですが、その当事流行だった別荘のようなつくりになっていて、雨樋が外から見えないよう破風板が二重になっていて、それを支える金物から水がまわったり、雨樋の傾斜が甘く水が流れず溢れたりして、軒天がボロボロに・・・(泣)
屋根の繋ぎ目から雨漏れがあったりで、このままではエライことになるということで思い切って改修することにしたのです。
床上浸水に何度か見舞われた信州新町ですが、弊社がある場所は一番低い土地で、水害被害に遭わないように母屋は三階建てになっています。
で、現在の母屋はといいますと・・・

IMG_0224.jpg
ごらんのとおり、巨大なジャングルジムのようでして・・・(汗)
母屋で生活していると、檻の中で生活しているようで、動物園の動物たちの気持ちがよくわかります・・・
朝起きてもカーテンを開けてなんて、職人さんたちが仕事をしているのでカーテンは閉めきったまま・・・
お天気が良いから屋根にお布団を干そうなんてこともできず、ちょっとストレスフルです(汗)
仕事で疲れて帰ってきてリラックスしたいのですが、なんとなく落ち着かず改修工事が始まってからずっと偏頭痛がひどく、頭痛薬を飲んでも痛みはとれないまま・・・
明日から麹造り、本仕込みが続いていくというのにどうなることやら。
『普請負け』と昔から言われますが、お仏壇のご先祖の皆様に手を合わせる毎日です(笑)
 


11月3日の今日は、文化の日。そして社長と私の結婚記念日です!(笑)
丸24年が過ぎて25年目に突入です・・・(汗)
実家で家族と過ごした年数よりも社長と過ごした年数の方が長いのですねぇ〜。
振り返ってみると、よくまぁいろんなことがあったなぁ〜と思いますね。
お見合い結婚だったのですが、あの頃は仕事をしなくて家庭に入って家事をしていればいいと言われていましたが、結婚後すぐにコンビニ勤務、そして酒造場の包装から始まり瓶詰めに経理ついには酒造りと、家事をこなしながら過ごしてきております。
「うちは商売しているから、人が働いているときも働いて、人が休みの日も働かなければならないので休日にどこかへ出掛けるなんてことはできないから!」と、当事常務だった社長が私に言った言葉ですが、25年経った今、私が社長に言っています!(大笑)
記念日ではありますが、祝日なので社長はコンビニ勤務なので優雅に一緒に食事なんてことは無理ですが、珍しくアップルパイを買ってきてくれました。
明日一緒に食べてお互い労おうと思います!


昨年の今日は、社長の手術の日でした。
 

社員に会社を任せ、私は手術が行われる病院へ朝から出かけていきました。

オペ室前まで一緒に歩いて行き、その後は待合室でひたすらと待っていたことが思い出されます。

手術も無事終わり、Dr.からの説明を聞き、朦朧としている主人と話したあと帰宅し、会社で待っていてくれた社員にも無事に手術が終
わったことを話し、自宅へ帰り、お仏壇と神棚にご報告と御礼をして、いつのまにか寝てしまったのですが・・・。

今日は、主人の好きなピザで二人ささやかに無事に1年を過ごせたことに祝杯をあげました。

まだまだあと4年あります。

あたりまえの日々はあたりまえではなく奇跡の毎日だということを忘れずに過ごしていきたいと思います。


今年も残すところあと4日ですね!
年内の蒸かしものこすところあと1日を残すのみ。あとは、酒母と醪の分析管理に搾りの準備といったところです。
そんなときに、ちょっと車で出ていた長が指から血を流し帰ってきました・・・(汗)。
そう!またもや車のスライドドアにまったく同じ状況で同じ右手薬指の第一関節あたりを挟み、切断寸前状態。
前回は、地元の総合病院へ連れていき、そこから救命救急センターへ手配をしてもらい連れていったのですが、今回はなにせ指がブラブラを皮一枚!?でつながっているだけの状態でしたので、救急車をよびました。
タオルでグルグル巻きにして、社員Y君がロープで止血し、待つこと数分で救急車が到着。
社長を救急車に乗せ、私はその後を追いかけるように車でついていきました。
今回はかなりひどい状態でしたので、もう指先切断だなぁ〜と思いながら待合室で待つこと2時間。
真っ青な顔ででてきた社長に、おそるおそる「指なくなっちゃった?」と聞くと、「元の位置に戻して縫合してくれたけど、30日に状態をもう一度確認するからっていわれた」と。
ほどなく麻酔が切れ痛いというので、「処方された痛み止め飲んだら?」というと「だってお昼食べてないから空きっ腹には飲めないよ」というので、モスバーガーに寄ってハンバーガー2個を食べさせ痛み止めを飲ませて帰ってきました。
というわけで、今期も!?社長は戦線離脱となり、私と社員Y君、K君の3名のみでなにもかも行わなければならなくなりました(汗)。これで、搾りを終え仕込み&出荷になると、ちょっとまわせないような気がしてなりませんが・・・(汗)
30日も、病院へ連れていかなければなりませんし、社員2名の負担が大きくなってしまいますし、コンビニエンスの方も私がずっつ出るなんてわけにもいきませんしねぇ。どうしたものか・・・(泣)。
年内の水汲みはないにしろ、年明けからは毎日のように水汲みがあるので、どなたか水汲みアルバイトしていただける方、ぜひお願いしたいです!!


9月が決算なので残業続きなのですが、帰ってきて
「お帰りぃ〜」と一番に迎えに出てくれるのが愛娘犬チョコ。
のはずなのですが・・・いません。
「?」と思いながら着替えをしていると、なにやら視線を感じたので
そちらを見ると・・

HI3F0345.jpg

鼻先だけ出してすっぽり布団の中に隠れているようです・・・(汗)

HI3F0346.jpg

そ〜っと布団をめくってみると、zzzと寝ていた様子のチョコの姿が。
カメラ目線でない遠い目をしていて♪夢の中って感じですねぇ(笑)
なんともカワイイ私の癒し犬です!




| 1/2PAGES | >>