201003
Monday
200906
Sunday
図未就之功、不如保已成之業。
悔既往之失、不如防将来之非。
未だ就(な)らざるの功を図るは、已(すで)に成るの業を保つに如かず。
既往(きおう)の失(しつ)を悔(く)ゆるは、将来の非を防ぐに如かず。
まだ結果が出ていない仕事を考えることは、現業を継続することには及ばない。
また、既に明らかになった損害を後悔するのは、未来の損失を予防することに及ばない。
つまり、事業は現業を重視し、未来のリスクを予防することが、過去の失敗に囚わり、
計画中の事業に現をぬかすより重要だということ。
(菜根譚より)
過去の失敗についてくよくよ悩むよりは、今を重視し同じ失敗を繰り返さないためには
どうしたらよいのかに心を配りながら前に進むことが肝要ということですね。
「今」を生きられない人には、「未来」を見ることができず、「過去」ばかりに生きてしまう
のでしょうね・・・
200906
Saturday
語云、登山耐側路、踏雪耐危橋。
一耐字極有意味。
如傾険之人情、坎坷之世道、若不得一耐字撑持過去、幾何不堕入榛莾坑塹哉。
語(ご)に云(い)う、「山に登りては脇路(そくろ)に耐(た)え、雪を踏んでは危橋(ききょう)に耐(た)う」。
一(いつ)の耐(たい)の字(じ)、極めて意味有り。
傾険(けいけん)の人情(にんじょう)、坎坷(かんか)の世道(せどう)の如(ごと)きも、若(も)し一(いつ)の耐(たい)の字(じ)を得(え)て、撑持(とうじ)し過ぎ去らずば、幾何(いくばく)か榛莾坑塹(しんぼうこうざん)に堕入(だにゅう)せざらんや。
古(いにしえ)の言葉に「山に登る時は、険しい斜面に耐え、雪道では雪が積もっている危険な橋(当時は欄干が無く滑ると川に落ちた)に耐えて歩きなさい」と。
耐えるという事は大変大きな意味がある。
偏見に満ちた人情や不遇な境遇でも、もし「耐(える)」という一字を継続できければ、どれだけ多くの者が、藪や穴や堀に落ちないですみことか。
つまり、何は無くても「忍耐」ということ。
(菜根譚より)
大切なのは、「耐える」力を身につけ、辛抱強く行きていくことということでしょうか。
辛抱強く・・・ですか。
200906
Sunday
200906
Monday
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