今日は夏日のように暑い・・・

こういう気温の変化にはついていかれないのが中年女性の悩ましいところ・・・デス。


入社2年目の大阪人の社員A君。
いままで、まったく肉体労働の職についたことはなく弊社に入社したのですが、ごらんのように『壜燗火入れ』」という作業も任せることができるようになりました。



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重いモノを持つ時は、「う~ん」と悩ましい声をあげ、出来たときは「よっしゃ~」と声をあげ、「重くない重くない」「冷たくない冷たくない」「寒くない寒くない」「暑くない暑くない」と自分で自分にじゅ文をかけながら!?、ちょっと賑やかに仕事をしてくれます(笑)。


 
で、その『壜燗火入れ』ですが、弊社の場合は『湯煎』ではありません!『蒸し燗』火入れなんです。
先日の一石屋酒店さんの利き酒会でもご一緒させていただきました、静岡県で「白隠正宗」を醸す 高嶋一孝さんが絶賛する「蒸し燗」。その昔は湯煎で壜火入れしていたこともありましたが、弊社の火入れは「フレッシュ、ガス感、香りが生酒みたい」と言われることが多く正直なんでだろう??なんて思っていたのですが・・・。
「蒸し燗」の理屈を聞いてようやく納得しましたよ(笑)。

 

まず、非常の湿潤な湿気の中で加温することでお酒からは水分やアルコール香気成分などが逃げ難いのだそうです。

焦げ臭なども全くつかないことが利点です。

比較的短時間に均等に燗がつくので、ある程度慣れてくると、希望の設定温度のところで火を止め保温状態にすることもできます。



当初からこれを知っていて「弊社の火入れは・・・」と胸をはって言っていれば売上にもうなぎのぼり!?になっていたかもですが、たまたま、人数がいないので火入れも一人で空いた時間を利用して行うのでこの方法になっていただけですというオチでした(苦笑)


というわけで、生酒同様火入酒もよろしくお願い致しますというご案内でした~


comment

はじめまして。百瀬と申します。

 昨年の秋頃、上田市の宮島酒店さんで十九のひやおろし(緑瓶に紅葉がついたもの)を買いました。ラベルが素敵で、友人間でも大変に評判した!そしてもちろん味は大変に美味しく、火入れをしたお酒にも関わらずガス感が残っており感動をしたことを覚えています。

 先程晩酌中、ふとそのことを思い出し、ウェブ検索をしましたところこのエントリーを見つけたのでコメントさせていただきました。

 一点質問です。様々なエントリーを読ませていただいたところ、尾澤酒造場様は絞ってすぐに瓶詰めをし、蒸し燗で火入れをするとのことでした。それが、火入れ酒にも関わらずガス感がある日本酒に仕上がる理由とのことを記されています。

 そこで疑問に思ったことは、確かひやおろし・火入れ酒には澱が浮いていなかったと記憶しておりますが、そうすると火入れ前に、きちんと澱引きをしていることになります。となると、素人考えなのですが、澱が沈殿し切るまで待っていると酒に含まれるガスが抜けていきそうなのですが、そのあたりどうなっているのでしょうか?何か製法上の工夫をされているのでしょうか?

 記憶が曖昧で、かつ素人の読みかじってきた浅い日本酒知識のため、色々と誤って書いていることもあるかもしれません。ただ、大変に興味深いことで気になっております。もしよければ、お答えいただけると嬉しいです。

 これからも十九の応援をさせてください!!

  • 百瀬
  • 2019/04/15 11:29 PM

>>百瀬さま
コメントありがとうございます。
搾ってすぐに精密濾過をかけ充填し即蒸し燗火入れをしていますので、澱下げはかけておりません。なので、条件が揃えば澱がでてきます。

  • 八代目蔵元嫁
  • 2019/04/20 6:45 PM









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