201805
Monday
実は「しっ」の星は、二重星で、よく見てみると肉眼でも小さな星がくっついている様子がわかります。
一説によると、アラビアではこの星で兵士の視力検査をしていたとか。
北斗七星の「お・お」の星の間隔を、2番目の「お」から1番目の「お」に向かう方向に長さを5倍のばしていくと、星が1つ見つかります。それが北極星 polarisです。北極星は3重連星で、翡翠( ひすい)の勾玉の色のように薄緑色に輝いています。
北極星のあたりをよく見てみると、北斗七星を小さくしたような星の並びが見つかります。北斗七星が「おおぐま座」でしたので、北極星のところにある星座は「こぐま座」です。
どちらの星座の絵も普通のクマよりもしっぽが長い、変わった姿をしているのが特徴的です。
アルカディア王リカオンの娘でカリストという美しくて狩り好きなニンフ(森や泉の精)がいました。
ある日、ゼウスの愛をうけてカリストはアルカスという男の子を産んだのです。
そのことがゼウスの妻・ヘラに知られてしまったから大変。
カリストはヘラによって呪いをかけられ、クマの姿に変えられてしまい、森の奥へと追いやられました。
月日が流れ、アルカスは美しい母親とよく似た立派な狩人へと成長していました。ある日のこと、アルカスは森の奥で一匹の大きなクマと遭遇しました。
「なんと見事なクマだろう……」アルカスは美しい獲物を見つけて心を弾ませましたが、そのクマこそが自分の母親・カリストだったのです。カリストも自分の子の成長した姿に、思わず喜び、抱きしめようとしました。しかし、アルカスは大きなクマが突然自分を襲ってきたと思い、自分の母親だとは知らず弓矢を構えたのです。その様子を見ていた大神ゼウスが、「子どもに母親を殺させるわけにはいかない」と哀れに思い、アルカスも子グマに変えて2人一緒に星座にしました。
あまりにも慌てていたゼウスは、星座にするときにクマのしっぽを勢いよくふりまわして投げたとか。だから、しっぽが長くなってしまったといわれています。
しかし、2人を星座にしたことが気に入らないヘラは、親子をほかの星座のように1日1回海の下に沈んでひと休みすることを許さず、永遠に北の空をめぐり続ける運命にしてしまいました。
休みのない辛い運命と感じるか、それとも一緒になれた幸せな運命と感じるか……。
夜空を見上げて2人の姿に思いを馳せてみてください。
どこで購入できますか?
http://www.misuzunishiki.co.jp/store.html
参考にして下さい。
⇒ N山 (01/16)
⇒ 八代目蔵元嫁 (08/12)
⇒ 斬九郎 (08/04)
⇒ 八代目蔵元嫁 (04/19)
⇒ 日本酒好き夫婦@名古屋 (04/16)
⇒ 斬九郎 (10/29)
⇒ 八代目蔵元嫁 (09/18)
⇒ 斬九郎 (09/16)
⇒ 斬九郎 (09/05)
⇒ 八代目蔵元嫁 (08/31)