今年も、あっという間に大晦日になっちゃいました(笑)!
毎年のことですが、1年過ぎるのが早いです。

おそらく全国の蔵人さんにとっては年末年始なんて
ないようなもので、久しぶりにゆっくりTVでも見ながらお酒
を飲むのが大晦日、届いた年賀状をおせちをつまみながら
読むのが元日の過ごし方なんじゃないでしょうかねぇ〜!?

蔵にはまだ搾る直前の醪があるので1年が終わった〜なんて
気分にはなれませんけどね・・・

ここ数年のめまぐるしい出来事からはようやく解放され、
お酒を醸すことに集中できる環境になったなぁと、チビリチビリ
飲みながら一人感慨にふけっている大晦日です(笑)。

長いようで短かった数年のような感じです。
ようやく新たな一歩が踏み出せた平成21年でした。

一歩 

さらなる一歩が踏み出せますよう、来年も応援してくださいね!
ではよいお年を〜!!


今年は初めて『槽しぼり』をしたのですが、
やはり風味が格段良かったです。
で、その粕がまた美味しいんですよ。
ギュウギュウと圧力を掛けてしぼっているわけではないので、
通常の板粕と違って、柔らかくカッテージチーズのようなんです。
お味噌汁に入れるとコクがでていつものお味噌汁よりも数倍美味しく
なりますし、お湯に溶かしてお砂糖を入れれば即席の甘酒に、また、
白身のお魚を入れて粕汁にしたり、お正月に残りがちな数の子を
漬ければ即席数の子の粕漬けができちゃいます。

槽しぼり粕 味噌汁 粕汁 甘酒

是非お試しあれ〜。
大晦日&年始にご来店下さり、お酒をお買い求め頂いた方に
もれなく1パック差し上げます!
数量限定ですのでなくなってしまったらごめんなさい(笑)


いよいよ、大晦日も近づいてまいりましたぁ〜。
この時期恒例の神社などで振る舞われる御神酒
のための菰樽作りぃ〜。はじまりはじまりぃ。

菰樽 菰 綱 プロテクター

信州新町は目出度く!?元日に長野市と合併すること
になっていますので、大晦日から元旦にかけて、
合併記念カウントダウンが信州新町役場前で行われる
のです。
そこで、時報と共に鏡割をしてお酒を振る舞うそうです。
右奥の木樽は4斗(一升瓶40本分)、手前の木樽が1斗
(一升瓶10本分)入ります。
そんなに飲めるのでしょうかねぇ(汗)

昨今、飲酒運転防止のために神社などでは振る舞い酒を
やめて、小瓶サイズのものを手渡す神社が多くなりましたねぇ。
仕方がないことかもしれませんが、それでも菰樽からひしゃくで
渡される御神酒の方が御利益があるような気がします。

指導 専務

初挑戦中の蔵人S君です。
私はただ見ているだけじゃないんですよぉ〜
こう見えても、先代の菰樽巻き名人に習った唯一の
人物なんですからね〜(笑)
キレイに菰を樽に巻くコツがあるんですよ!
でも簡単にそのコツを教えるわけにはいかないのです。
職人なんで、盗んで覚えろってやつですね(大笑)

職人 後ろ姿

大晦日のNHK番組「ゆくとしくるとし」に映し出される職人
の後ろ姿といわれるまでにはまだまだですねぇ・・・

数時間の格闘いやいや指導の下、なんとか終了!
完成 菰樽

初めてにしてはまぁまぁじゃないでしょうかねぇ!


搾りをはじめると同時に始まる怒濤のビン詰めラッシュ。
ようやく一息つけるところまでになりました。
明日からは、ビン詰めされたお酒の怒濤の火入れラッシュが
始まります・・・
年の瀬も押し迫ったおりますが、酒蔵はというより当蔵はあまり
関係ない感じですネ・・・(泣)
おかげさまで、年始以降レギュラー商品が足りなくなりそうという
ことなので、大晦日&元日はビン洗いもしくはビン詰めに目出度く
なりそうです(笑)

機会があれば是非とも飲んでみて頂きたいお酒がこれ!

生にごり酒 槽しぼり

今年は、初めて「槽-ふね-」と呼ばれるものでも搾りをしてみた
のですが、その時最初にでてきたお酒を詰めたものです。
カルピスソーダのように白く濁っているのですよ。
これがまた香りが良くてクイクイ飲めてしまうのですよぉ
大晦日から元旦にかけておすすめですね!
ただ、極々少量なのと、生にごり酒ということでこのビンの中でも
まだ酵母達は活性中なもので、風味の変化が早いのです。
十九取扱店様でも限られた酒販店様のみの扱いです。

21BY 新酒3兄弟

生にごり酒のほかには、十九-紀-、十九-Special Regular Sake-
いずれも無濾過生原酒になります。

お買い求めは十九取扱店までGo!!


ビン詰め 槽しぼり

ただいまビン詰め作業中。

極々少量の当蔵としては初めての槽しぼりのお酒です。
香りがとっても良いです。
搾りたてをそのまま詰めていますので澱が絡んでいるのが
分かりますか?

もう少々お待ち下さいね〜


ただいま、21BY(Brewery Year)の第1号もろみが、
めでたく搾られております。
今日は半分だけ搾り、明日残り半分を搾り、明日搾られたお酒を
ビンに詰めて今年の新酒『無濾過生原酒 初しぼり』にする予定です。

心待ちにしていただいているお客様のためにもすぐにでも商品にしたい
ところなのですが、本日搾った分は商品にはしません。
なぜかっていうと、今年はヤブタ(お酒を搾る機械)の『板』を新調したため
夏場何度となく洗っては水をかけ流していたとしても、どんな臭いがお酒に
移るか搾ってみなくては分からないのです。
そういった臭いだけじゃなく、洗ってヤブタに残っていた水が混ざって搾られ
ているかもしれませんのでね・・・。

搾りたての味見ができると、朝から蔵人S君はニヤニヤしていました。
「ニヤニヤするな!」と蔵人Y君に喝を入れられ、タンク洗い中遊ばれて
いるところです(笑)
タンクの深さを計っているわけじゃないですよぉ〜(笑)
洗う前の棒が蔵人S君に突き刺さってしまったところです(大笑)
いえ別に突き刺したわけじゃないですよぉ〜
蔵人Y君に指示されたとおり私はやっただけですぅ(泣)

蔵人S君 タンク洗い

その後、
社長、蔵人Y君、蔵人S君、私の全員で待望の味見をしたのですが、
特段の問題もなくホッとしたところです。
今年は、麹室の改築やヤブタの板の新調もあり、最初のもろみが
どんなお酒に醸され搾られたのか、かなり心配していたのですが、
キレイなお酒に醸されたようです。

皆さ〜ん、もうちょっとお待ちくださいね〜



蔵人Y君 事務所 机

蔵人Y君の机上です。
蔵人S君が、快適な分析ができるよう、温度調節器
を制作中だそうです。

蔵人S君 事務所 机

蔵人S君の机上です。
分析担当なので、分析帳面に記入しているところです。

机の上がグチャグチャのように見えると思いますが、
本人たち曰く、整理整頓された机の上なんだそうです・・・

男性が多くなった会社なので、ある意味豪快ってことで
良しとしましょうかねぇ〜


罰金箱 

この非売品のカールおじさん貯金箱は、
当蔵の『罰金箱』なんです。

蔵の中で発してはいけない言葉や行動をした
場合、罰則金をこの貯金箱に投入することに
なっているんです!(笑)。

例えば・・・
社長は、『チッ』という舌打ち。
はぼ毎日何回となく発しているので罰則金王者ですねぇ。

蔵人S君は、蔵の中や凍った場内を意味もなく急いで『走る』こと。
あとは、力仕事の時に発する情けない『はぁ〜ん』。

蔵人Y君は、『ちくしょ〜』。

私は、『・・・』ここでは書けません(笑)。

貯まった罰則金は、飴や飲料代に化けます。

今日は、蔵人Y君、蔵人S君の2名が罰則金を投入していました(大笑)


いよいよ、初搾りまでカウントダウンがはじまりました。

ヤブタ 搾り機 準備

夏にペンキを塗り、板も新たになった搾り機(通称:ヤブタ)
のセッティングも終わり、醪を冷却し、いよいよ搾り目前です。

醪 冷温器 冷やす

どんなお酒が醸せたのか楽しみです♪


朝から積もるまでではない細かい雪は降っていたのですが、
15時のお茶が終わり外へ出てみると・・・

雪降り 雪かき 

うっすら積もっているではありませんか!!
早速、我が社の雪上部隊が出動です!(笑)

雪降り 雪かき

社長を筆頭にざっと雪をかいた後、井水を
消雪ホースにつなぎ融雪開始。
消雪ホースは、ところどころに小さな穴が
あいているので、水の勢いだけでその穴から
チョロチョロと井水がでてくる仕掛けになって
います。

人数がいないうちの蔵にとっては、雪かき作業は
総動員で行っても時間がかかるので、一部分
だけでも消雪ホースを使って融雪しておくのです。

明日は朝から雪かき仕事から始まりそうですね・・・




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