本日も、ここ数日同様な仕事の量です(泣)。

戦力外通告された社長以外全員、背中や肩、足が重い・・・
そんな状態でも、日本酒を醸すためならそんな体でも
乗り越えられる・・・・いや乗り越えるしかないのです・・・ハイ。

かる〜くナチュラルハイ状態なのか、動けちゃうのですよ、これがまた。

この状態が明日明後日も続くのかは「?」ですが、気を抜かず頑張ります!
気を抜いた瞬間に具合が悪くなりそうなんで(苦笑)。

毎日のように上槽が続いているわけですが、
搾られた新酒を蔵人Y君、私は一口ずつ、蔵人S君は三口ずつ(笑)頂きます。
味がどう、香りがどうとかいうことももちろんですが、そんなことよりもなによりも
この一口が五臓六腑にしみわたり、今までの苦労もなにもかもどうでもよくなって
しまうほど、至福の一杯になります!

たぶんこの瞬間のお酒にかなうお酒は他には無いと、どこの蔵でも思っているはず(笑)
醸し人だけしか味わえないお酒です。


槽しぼり 酒袋 積み替え

槽しぼり、酒袋の積み替え作業の様子です。
今年初めて槽(ふね)という搾り機で醪を搾っているのですが、
今回で3回目ということでずいぶん慣れてきました。
最初の頃は、酒袋に入れる量が適量でなかったり、積み方が均等で
なかったりで、ハプニングもあったりしたのですが、今回の槽しぼり
はなかなか上手に出来たのではないでしょうかねぇ。

作業中は腰を曲げたままでの作業なので、かなり体力を消耗します。
前半は、蔵人S君が積んだのですが、「お腹空いた〜」と言っていましたよ(笑)。
私も、とにかくお腹が空いて空いて困ります。

今日は、先日搾ったお酒が入った斗瓶の澱引き作業を0℃の冷蔵庫の中で
蔵人Y君と行い、体力を消耗し、その後洗瓶作業があり、なかなか落ちないレッテル
との戦いでさらに体力を消耗し、その後瓶詰め作業があってそこでも体力を消耗し、
さらにその後瓶火入れ作業をして、まだあった体力を消耗し、請求書を出して
ようやくblog書き込みになったところです。

が・ん・ば・れ・る・かなぁ(大笑)


毎日のように上槽しては粕を剥がし、瓶詰めして、火入れして冷蔵庫へしまう。
この作業の繰り返し。
麹つくりや仕込みに追われる日々も24時間中仕事なのですが、
今も同じような状態です(泣)

社長が、ヘルニアと診断され、戦力外通告しましたので、
蔵人Y君、S君、私の3人でそれぞれ責任を持っての単独行動。
蔵人Y君は、槽掛け&搾り機へ醪を送る担当。
蔵人S君は、槽掛け&分析&瓶詰め担当。
私は、槽掛け&瓶詰め&火入れ担当。
どの担当でも、体力をかなり消耗するので、仕事を終える頃にはヘトヘト状態。

でも、搾ったお酒が満足度大なので皆笑顔でいられます。(笑)



瓶詰めも終え、貯蔵蔵の中にある冷蔵庫へ仕舞い、「さ〜て帰るかぁ〜」と
事務所へ戻ろうとしたところ、蔵人Y君が「貯蔵蔵の奥の方から物音がします!」と。

耳を澄ませてその物音がする場所へ蔵人Y君と二人でおそるおそる近づいて
いった先は・・・

冷蔵庫 貯蔵蔵

貯蔵蔵にあるもう一つの冷蔵庫らしい・・・

蔵人Y君が開けてみると・・・
暗い中から人が!!! 「ひぃえぇ〜〜〜〜」

しかしよ〜く見るとなんと蔵人S君じゃないですか!

冷蔵庫 貯蔵蔵 蔵人S君

悪ふざけが好きな蔵人Y君が、冷蔵庫の中で仕事をしていた
蔵人S君を閉じこめたあげく冷蔵庫内の灯りまで消したらしく・・・

まったく、男ってヤツは・・・ですね(笑)


瓶詰めも終え、貯蔵蔵の中にある冷蔵庫へ仕舞い、「さ〜て帰るかぁ〜」と
事務所へ戻ろうとしたところ、蔵人Y君が「貯蔵蔵の奥の方から物音がします!」と。

耳を澄ませてその物音がする場所へ蔵人Y君と二人でおそるおそる近づいて
いった先は・・・

冷蔵庫 貯蔵蔵

貯蔵蔵にあるもう一つの冷蔵庫らしい・・・

蔵人Y君が開けてみると・・・
暗い中から人が!!! 「ひえぇ〜〜〜〜」

しかしよ〜く見るとなんと蔵人S君じゃないですか!

冷蔵庫 貯蔵蔵 蔵人S君

悪ふざけが好きな蔵人Y君が、冷蔵庫の中で仕事をしていた
蔵人S君を閉じこめたあげく冷蔵庫内の灯りまで消したらしく・・・

まったく、男ってヤツは・・・ですね(笑)


醪チェックをして、全員が「よし!」ということで朝から搾りはじめました。
酒袋の槽掛け作業は、「全員野球かっ!」ていうくらい、皆集中して作業を
黙々行っていたので写真撮影している間もなく終えてしまいました。

槽しぼりを斗瓶に受けた写真がこれ↓

搾り 斗瓶採り 袋

とってもフルーティーで、おいすぃ〜♪

搾り ヤブタ 無加圧

こちらは、まだ加圧していない搾り機からでてきたお酒。
黄金色に輝いています。キレイですよぉ〜。

こちらも槽しぼりに負けず劣らずフルーティーでとってもおいすぃ〜♪



今日も搾りにはなりませんでした(泣)
私のベロ(舌)メータだけでなく、蔵人Y君、蔵人S君のベロメータ
の3本のベロメータが「これだぁ〜!」となった時に搾るのですが
3人とも「・・・もうちょっと」という感じで。
搾りのタイミングは難しいものです・・・。

で、瓶詰めしたお酒のラベル貼りをしていたところに電話が。
軽井沢の「志な乃」というお蕎麦屋さんからでした。
上田市の宮島酒店さんで「十九−紀−」をお買い求めになられ、
「十九」の由来、「紀」の由来をお聞きしたいとのことでした。

お蕎麦と日本酒は切っても切れない関係です。
お蕎麦屋さんは庶民が仕事を終えて帰宅する途中で、さっと酒を
楽しむための憩いの場所だったのです。
ですから、お蕎麦屋さんで日本酒を飲むということは、日本の歴史、
伝統文化なわけなんですよねぇ。
昼下がりにお蕎麦屋さんで燗酒を一杯。
なんて粋な日本酒の飲み方なんでしょう〜〜〜。
そうそう、小布施の豊賀を醸す高沢杜氏さんはお江戸へ行くと、
お昼に一人でお蕎麦屋さんにぶらりと入り日本酒を飲んでくるらしいです。
格好いい大人な女性ですねぇ〜(笑)。
見習わなくっちゃ!!

お話し後、「頑張ってください!」と応援メッセージを頂戴しました。
嬉しいものです。
応援してくださる方々がいてくれるからこそ、眠くても寒くても冷たくても
蔵人一同頑張れますし、励みになります。


洗瓶 瓶底 青フロ

搾っている様子がblogで・・・と期待されていた皆さん残念でしたぁ〜(笑)
最終的に搾るぞっていう判断を下すまでにはまだちょっとだけ早かった
ので、天気も良いことなので洗瓶することにしました。
連続で5本の醪を搾ることになると予想されるので、一気に数種類の色・サイズ
の瓶を洗わなければなりません。
洗瓶機という機械で洗うにしろ、その機械に瓶を差して、洗われてでてきた瓶
に汚れがないか割れていないかという最終確認は人間が行うのでかなり体力的
にも精神的にもシンドイ作業なんですよ。

2日間にわたって瓶洗いを終え、いよいよ搾りまでの最終カウントダウンです♪


現在、5本の醪クンたちは順調な経過できています。
毎日、醪チェ〜ック!をかかさず行っていますが、
「おっつ!これは!!旨くなってきたぞぉ〜」という
醪クンたちがでてきました。
「今日搾るぞぉ〜」という私の独断に対応できるよう、
搾りの準備と瓶詰めの準備、それと瓶洗いを怒濤の
勢いで終えました!(笑)
もうこれで、明日搾りでも対応できちゃいま〜す。

明日の醪チェックで美味しかったら搾っちゃおっかなぁ〜♪


そろそろ醪の熟成具合もいい感じになってきたので
搾り機に布を掛けていくことに。

布を掛けて金具をビス留めしていくわけなのですが、
穴の位置が悪かったのか金具とビスが外れて宙を舞い
床に落下。

金具は足下ですぐ見つかったものの、小さなSUS製ビスは
見つからず・・・

蔵人Y君と二人で床を這い蹲りながら探しても見つからず・・・
仕方なく予備のビスがあったのでそれを取り付け無事終了。


その時

「あ``っ!」と何かを思い出した蔵人Y君。

蔵人Y君 「そういえば、お昼にトイレに行ったとき♪カラン〜と音をたてながら
        なにかが一緒に落ちて行った。洋服の中に入ってたんだ〜」

専務    「きっとそれがビスだったんだよ・・・っつ〜か、普通、なんだろう?
        って見るでしょう!?」

蔵人Y君 「だって、泡だってるし奥に入っちゃっているし分かりませんよ〜」

専務    「じゃあ、どこ見てオ○ッコしてるわけ〜?」

とまぁなんともお下品な会話をしていたわけなんですけれど(笑)、
搾り機のどこかに挟まっていたりすると板が傷ついてしまったり、お酒の中に
入ったりするの心配なんで、流れてしまって良かったということなんですけれどね。

こういうことは、蔵人S君が得意とすることなんですけれどねぇ(大笑)


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