昨年の今日は、社長の手術の日でした。
 

社員に会社を任せ、私は手術が行われる病院へ朝から出かけていきました。

オペ室前まで一緒に歩いて行き、その後は待合室でひたすらと待っていたことが思い出されます。

手術も無事終わり、Dr.からの説明を聞き、朦朧としている主人と話したあと帰宅し、会社で待っていてくれた社員にも無事に手術が終
わったことを話し、自宅へ帰り、お仏壇と神棚にご報告と御礼をして、いつのまにか寝てしまったのですが・・・。

今日は、主人の好きなピザで二人ささやかに無事に1年を過ごせたことに祝杯をあげました。

まだまだあと4年あります。

あたりまえの日々はあたりまえではなく奇跡の毎日だということを忘れずに過ごしていきたいと思います。


昼間はものすごく暑い信州ですが、夕方6時ともなると涼しく過ごしやすいです!
明日は、なんと上京します!
酒のサンワ合羽橋店さんで1ヶ月に1度開催される「蔵元角打ち」。
明日24日(日)は、なんと「十九」の会なんです。しかも限定6名・・・。
集まったのかまったく集まっていないのかは行ってみないとわかりません(笑)。
詳細は酒のサンワさんまでお電話でお問い合わせくださいませ。
では、明日お会いしましょう♪


まずは、「信州新町ってどんなところ?」からお伝えします。

弊社がある長野市信州新町は、急速に過疎化が進み、人口は4000人きっています。
長野市とはいえ、長野駅前にでるには1時間に1本のバス(往復2600円くらい)、もしくは車を利用して40分ほどかかります。
なので車は必要かなぁ〜。
 
人と人との密着度が高いです。地区の清掃、地区の役を受けたり。
時には、顔見知りでもないのに「あんた、尾澤屋さんの人かい?」なんて声もかけられちゃったりもします。
なので、人と関わることが苦手な方は環境的に厳しいと思います(汗)。

人口が少ないわりに、総合病院、個人病院、歯科医院、整骨院、鍼灸院、薬局、地方銀行、郵便局、コンビニエンス、スーパー、ホームセンター、ガソリンスタンド、飲食店、居酒屋、保育園、小学校、中学校、高校が揃っています。
都会に比べれば劣ることもありますが、生活し易い環境だと思います。
ちなみに、コンビニエンスは弊社社長が経営しています。

信州とはいえ、信州新町は盆地ですので夏は暑いですし、冬は寒いです。夏はホント暑いです・・・(泣)。
山の空き家に住めば冷房はいらないようですが、
町内には市営住宅(https://www.city.nagano.nagano.jp/soshiki/jutaku/60638.html)もありますし、空室があれば民間のアパートもあります。
ちなみに、弊社社員2名のうち、1名はこの市営住宅、もう1名は一山超えた小川村から通っています。
2名とも県外から移住してきて、酒造りの経験は未経験でした(笑)。
 
次に「尾澤酒造場って?」をお伝えします。

弊社は歴史的には江戸文政年間、麻問屋から始め酒造業になりました。

十数年ほど前には一度廃業を視野に休造をしていましたが、「十九」という銘柄を立ち上げ、造りを復活させ今に至っております。
当時の石数は45石ほどでしたが、地元での酒米つくりも増やしながら、約130石ほど製造しています。
ほそぼそと経営していますので、冬場のお酒造りはもちろんのこと、P函洗い、ビン洗いやビン詰め、ラベル貼りや、事務仕事などありとあらゆる仕事を社員2名と社長と専務の4名で行っています。
この時期は、酒粕をタンクから掘り起こし、袋に手で詰めていく作業をしています。
その割に、お給料は高額とはいえませんが・・・(泣)。そうなれるよう頑張ります・・・(汗)。
 
麹造りをしたいとか、もろみの櫂入れをしたいとか、TVで酒造りと称して映し出される映像の仕事が酒造りだと思われている方や小さな酒蔵ですからただの歯車になりたい人、また、みんなで一緒にするのではなく単独で仕事をしたがる人は弊社には合わないと思います。
広告宣伝もしませんし、デパ地下や量販店など一般消費者になじみの深い酒販業態とはお付き合いせず、私たちの想いを理解して下さる地酒専門店としかお付き合いしていません。偶然にも、「十九」取り扱い酒販店様は19店舗ですが(笑)。
 
その年その年にできたお米と地元の水で醸される、ワインの世界でいうところのvintage日本酒を、五感で楽しんでいただきたい。その思いを理解していただけるお客様にお届けしたいと思っています。
見た目でも楽しんでいただきたいので、ラベル貼りは大変なものもありますが・・・(汗)。

日本酒は人が醸します。お酒にはその人となりがうつしだされます。

「十九」という銘柄同様に、私たちも人とすればまだまだ未熟な人間です。

人として向上していく上で、挨拶がしっかりできたり、時間を守ったり、きまりやルールを守ったり、整理・整頓を心掛け、清潔を心がけ、清掃を積極的に行え、素直で謙虚であることが、人として最低限必要なことではないかなぁと思います。

もちろんこうして書いている私はどうなんだといわれれば、まだまだ全然ですけれどねぇ・・・(泣)
 

 

あと、私も酒造りは未経験でこの世界に入りましたが、先輩として言わせていただければ、好きな仕事でなければ続かないとおもいます。
 

 

長々書きましたが(汗)、一緒に酒造りを通して人として成長しつつ、厳しい仕事の中にも楽しさを見出しつつ、美味しいと喜んでもらえるお酒を醸して下さる方の募集をお待ちしております!


まずは、info@misuzunishiki.co.jp までご連絡ください♪


現在、尾澤酒造場の社員の平均年齢は40歳代です。全員が酒造り未経験な酒造会社とすれば珍しい酒蔵です(笑)。
 


blogがなかなか更新されない時は、だいたい何かが起こった時です。(笑)
 

昨年は、社長の病が発覚し手術&入院&治療がありました。おかげさまで、今のところ順調に経過しております。

今回は、社員1名が今月25日で退職することになり、ただでさえ少ない人数でやっていますので、さらに少なくなり、いろいろ体制を整えないといけないわけでしてねぇ(汗)。

まぁ、なるようにしかならないので、少ない人数でやるとなれば、さらに減石していくか造りの期間を長くするかの選択になるわけですが、空調も整っているわけではないので必然的に『減石』になっていくような気配でしょうか(笑)
あるいは、救世主となる新たな社員が来てくれるか!乞うご期待

弊社は現在社員3名。
面接をして採用してきた3人ですが、何が決め手で採用したのかと聞かれれば、とくにあげるものはなく、直感的に「ハイ、採用!」って感じ(笑)。
社長も私も含め5人いる会社なわけですが、なんとなく似た人が集まったというか。
「十九」という銘柄同様、5人とも人間的にはまだまだ未熟な部分が多いわけで、特にトップに立つ社長と私がダントツです(笑)。

そんな私にも幾度となく人間的に試される時期がありましてねぇ・・・遡ること数年前・・・・
社員と自分との関わりがきっかけでした。

たまたま眺めていた書籍に、「Googleの無意識バイアス」の記事が目につきました。
 
バイアスとは、簡単に言うと育った環境や文化、経験などさまざまな要素からなるフィルターのことで、意志決定の際に避けては通れず、無意識でバイアスがかかることもあり、正確な判断を下すことを困難にしてしまうのだそうで、Googleは業務においてバイアスをかけないことが重要だという企業理念を持ち、社員がバイアスについて理解できるように講義を開いているそうです。

書籍によると、
「人間は毎秒1100万にも及ぶ情報を受け取っていますが、毎秒40しか処理できません。つまり、受け取る情報の99.999996%は処理できず、無意識のうちにスルーしてしまっていて、この処理できていない99.999996%のうち0.000001%が意識できたら、他社や他人より楽々と成功できます」と。
無意識バイアスを打ち負かすためには頭の癖を変えることですが、これがかなり曲者。
変えられる人と、変えられない人の一番の違いは一体何か。
それは、自分の持っているバイアス(先入観)を破壊できるかどうかがポイントで、変えられる人は、色んな切り口の質問を自分と他者に投げかけ、バイアスを破壊して物事を的確に捉え、あらゆる可能性を探っていくそうです。

あの時期の私がそうであったように、変われない人は、そもそも変わることを無意識のうちに諦めてしまっているんです。
諦めてしまっているとネガティブな言葉や思考に捕らわれてしまう。
でも、それこそが、バイアスがかかってしまっている状態なんだけど、それすら気がつかなかったわけでしてね。
私のバイアスで社員をみていた結果、招いたことだったわけで、その社員は辞めてしまいましたが、本当に申し訳ないことをしてしまったなと、今も悔やまれます(泣)。

そんなとき、ふと酒造りをしているときアハ体験をしたんです(笑)!
「本当にそうか?」「これでいいのか?」「他にはないか?」「どうすればできるか?」などと問いかけ、過去の経験や体験で得た当り前を疑ってかかっているけど、あれ、これって?って(笑)

「酒造りはひとづくり」って言われる所以がなんとなくわかったときでした(笑)


先週日曜日の大河『真田丸』をみていらい、頭から離れない「瓜売」の歌。

あまりにも印象が強く、歌を覚えてしまいました。

 

社員Y君もネットで動画を探して真似して歌っておりますが(汗)、耳に残る歌詞と調子だと思います。

♪ 味よしの瓜、召され 候え〜 ♪

 

ただ、うちで歌っているのは替え歌です!
♪ 味よしの十九、召され候え〜

 

皆さんも、よかったら、居酒屋さんで口ずさんでくだされ〜(笑)


毎日毎日、暑い日が続いていますねぇ〜。

『信州』と聞くと『涼しい』というイメージをもたれる方も多いと思いますが、まったくそんなことはないですよ〜。
3000m級の山にでも登れば別ですけれど・・・(汗)。
なかなかblogも更新できないうちに、1年の半分もアッという間に過ぎてしまったわけですが、社員3名も私も社長も元気に日々過ごしております。
なんでも、梅雨前線が日本列島からなくなってしまっているだとか・・・
それって「梅雨があけたんじゃないの?」って思いますが来週は雨降りが多いみたいで、梅雨明け宣言までにはいかないようで。
で、空を見上げてみると・・・
cumulonembo.png
モクモクと『入道雲』が!
弊社の『 入道雲 Il cumulonembo イル クムロネムボ 』も日本列島そこかしこでみかけるはずです♪
よろしくお願い致します。
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お買い求めは下記酒販店さまへGo〜♪
・栃木県宇都宮市 菊地酒店さま
・栃木県小山市  勇屋酒店さま
・東京都台東区 酒のサンワさま
・東京都練馬区 うえも酒店さま
・東京都渋谷区 新川屋田島酒店さま
・東京都    はせがわ酒店さま
・神奈川県横浜市 一石屋酒店さま
・上水内郡信濃町 みねむら酒店さま
・松本市波田   深澤酒店さま
・長野県上田市  宮島酒店さま
・静岡市葵区  コメヤス酒店さま
・京都府京都市 名酒館タキモトさま
・大阪市吹田市  山本酒店さま
・大阪府寝屋川市 奥広屋さま
・大分県豊後高田市 田染荘さま


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