まずは、「信州新町ってどんなところ?」からお伝えします。
弊社がある長野市信州新町は、急速に過疎化が進み、人口は4000人きっています。
長野市とはいえ、長野駅前にでるには1時間に1本のバス(往復2600円くらい)、もしくは車を利用して40分ほどかかります。
なので車は必要かなぁ〜。
人と人との密着度が高いです。地区の清掃、地区の役を受けたり。
時には、顔見知りでもないのに「あんた、尾澤屋さんの人かい?」なんて声もかけられちゃったりもします。
なので、人と関わることが苦手な方は環境的に厳しいと思います(汗)。
人口が少ないわりに、総合病院、個人病院、歯科医院、整骨院、鍼灸院、薬局、地方銀行、郵便局、コンビニエンス、スーパー、ホームセンター、ガソリンスタンド、飲食店、居酒屋、保育園、小学校、中学校、高校が揃っています。
都会に比べれば劣ることもありますが、生活し易い環境だと思います。
ちなみに、コンビニエンスは弊社社長が経営しています。
信州とはいえ、信州新町は盆地ですので夏は暑いですし、冬は寒いです。夏はホント暑いです・・・(泣)。
山の空き家に住めば冷房はいらないようですが、
ちなみに、弊社社員2名のうち、1名はこの市営住宅、もう1名は一山超えた小川村から通っています。
2名とも県外から移住してきて、酒造りの経験は未経験でした(笑)。
次に「尾澤酒造場って?」をお伝えします。
弊社は歴史的には江戸文政年間、麻問屋から始め酒造業になりました。
十数年ほど前には一度廃業を視野に休造をしていましたが、「十九」という銘柄を立ち上げ、造りを復活させ今に至っております。
当時の石数は45石ほどでしたが、地元での酒米つくりも増やしながら、約130石ほど製造しています。
ほそぼそと経営していますので、冬場のお酒造りはもちろんのこと、P函洗い、ビン洗いやビン詰め、ラベル貼りや、事務仕事などありとあらゆる仕事を社員2名と社長と専務の4名で行っています。
この時期は、酒粕をタンクから掘り起こし、袋に手で詰めていく作業をしています。
その割に、お給料は高額とはいえませんが・・・(泣)。そうなれるよう頑張ります・・・(汗)。
麹造りをしたいとか、もろみの櫂入れをしたいとか、TVで酒造りと称して映し出される映像の仕事が酒造りだと思われている方や小さな酒蔵ですからただの歯車になりたい人、また、みんなで一緒にするのではなく単独で仕事をしたがる人は弊社には合わないと思います。
広告宣伝もしませんし、デパ地下や量販店など一般消費者になじみの深い酒販業態とはお付き合いせず、私たちの想いを理解して下さる地酒専門店としかお付き合いしていません。偶然にも、「十九」取り扱い酒販店様は19店舗ですが(笑)。
その年その年にできたお米と地元の水で醸される、ワインの世界でいうところのvintage日本酒を、五感で楽しんでいただきたい。その思いを理解していただけるお客様にお届けしたいと思っています。
見た目でも楽しんでいただきたいので、ラベル貼りは大変なものもありますが・・・(汗)。
日本酒は人が醸します。お酒にはその人となりがうつしだされます。
「十九」という銘柄同様に、私たちも人とすればまだまだ未熟な人間です。
人として向上していく上で、挨拶がしっかりできたり、時間を守ったり、きまりやルールを守ったり、整理・整頓を心掛け、清潔を心がけ、清掃を積極的に行え、素直で謙虚であることが、人として最低限必要なことではないかなぁと思います。
もちろんこうして書いている私はどうなんだといわれれば、まだまだ全然ですけれどねぇ・・・(泣)
あと、私も酒造りは未経験でこの世界に入りましたが、先輩として言わせていただければ、好きな仕事でなければ続かないとおもいます。
長々書きましたが(汗)、一緒に酒造りを通して人として成長しつつ、厳しい仕事の中にも楽しさを見出しつつ、美味しいと喜んでもらえるお酒を醸して下さる方の募集をお待ちしております!
現在、尾澤酒造場の社員の平均年齢は40歳代です。全員が酒造り未経験な酒造会社とすれば珍しい酒蔵です(笑)。
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